カミサマごっこ

徒然なるままに、オタクする。

パルフェ(恵麻・里伽子√)感想

 どうも、ななみのです。

 はじめましての方ははじめまして、そうでない方はまた読んでくれてありがとうございます。

 パルフェの感想記事も、早くも三回目ということで、今回は今作の核とも呼べるヒロイン・夏海里伽子と、彼女とは切っても切り離せない杉澤恵麻の√について書いていきます。

 書きたいことは色々あるのですが、前置きをいつまでもしていると本題に入れそうにないのでひとまず個別感想に移ろうと思います。

 

 ●恵麻√

 恵麻には個人的に変な思い入れが色々あるキャラだったんですよね。

 一周目、右も左もわからず前情報もないままとりあえずゲームを進め、共通Nに入ったことは書きましたが、当初ぼくは主人公・仁のことを「ひとし」と読むのか、それとも「じん」と呼ぶのか、はっきりしなかったんですよ。「ひとし」と呼ぶのはかすりさん、里伽子、「じん」と呼ぶのは恵麻や美緒であり、後者の筆頭とも言うべき位置に彼女はいました。後に、共通シナリオにおける帰省シーンでネタバラシがあるのですが、中途半端に恵麻シナリオを多量摂取していたぼくは「どっちが正しいんや......」と悶々としていたことが印象深いです。

 また、初っ端の共通Nで最も記憶に残ったシナリオは『本当の四周忌』でして、そのせいもあってかなんとなく因縁のあるヒロインとして認識していましたね。

 さて、そんなこんなで他のヒロインよりも思い入れもひとしおといった塩梅でしたが、恵麻の個別に入るには並々ならぬ苦労が待っていました。

 

 

 既プレイの方はよーーーーくご存知のことと思います。恵麻と里伽子の二択を迫られる場面です。そもそもシナリオ選択以外に選択肢を迫られること自体が稀有であるこの作品において、こうやって共通の最後の最後で選択肢を提示してくるのは「てめえ丸戸とうとうやりやがったなぁ......(涙目)」とならざるを得なかったわけです。

 選択肢ひとつでどちらのヒロインの下へ赴くか、それを直接的に選択しなければならないシナリオはこのゲームにおいてこの一点のみです。玲愛or由飛の選択も、あれは選択肢というよりはシナリオ選択ですし。

 要するに、どちらかのヒロインを見捨てることをダイレクトに強制されているわけです。

 「いやいや、お前ここまで個別4本もこなしてきて何言うとんねん」って話ではあるんですが、特定のヒロインを選択することと、特定のヒロインを切り捨てることは同じ結果こそもたらせど、その過程、心理的ハードルには大いに差異が見受けられます。

 そして、こういうとき、里伽子のようなヒロインを見放すことができないのがななみのという人間でした。脱線しますが、このブログでも『WHITE ALBUM2』の感想記事でcodaかずさTの感想がないのはそういう理由です。雪菜を放置することがあまりにしんどすぎたので、そもそもプレイできませんでした。

 話を戻しまして、そういった理由で恵麻√を選ぶのに精神的な抵抗があったのですが、ならばと里伽子をサクッと選ぶこともできなかったのです。理由は2つあって、片方は前述のとおり恵麻に少なからず思い入れがあること。そしてもう片方は......おそらく里伽子√を見てしまえば『パルフェ』というゲームを満足してしまうだろう、というある種の確信めいた憶測があったからでした。つまりは攻略推奨順的な障壁が立ちはだかったわけですね。誰に聞いても、どんな記事を読んでも「里伽子√は最後にしておけ」と一様に口を揃えてあります。ここまでのプレイだけでも、攻略推奨順がそれなりに重要であることは身に染みていたので、非常に葛藤しました。

 で、結果としてぼくは恵麻√を先にプレイしました。本当に好判断だったなと後に思い知ることになりました。

 はい、それでは個別の内容に入っていきましょう。

 『......俺が兄ちゃんの代わりにならないように、ま~姉ちゃんは、里伽子の代わりにはならないんだよ!』

 やはりワンフレーズで√全体を支配する台詞回しは流石です。この一言にあらゆる願望、相違、悲嘆、皮肉が凝縮されています。

 まず、共通から示唆されるところの、仁から兄・一人への妬み。どれだけあがいても届かない、されど嫌いになることもできないという『前にも後ろにも進めない』状況。兄へのコンプレックスは恵麻√にての解決が仄めかされる最大の課題のひとつでもあります。

 しかし、既にここから皮肉なもので、本当に代わりだったのは仁ではなく一人であったという真実が後半にて露呈します。恵麻の目線に立ってみれば、違うよそうじゃないよと叫び出したくなることでしょうね。このように、パティシエールとしては超一流でも、姉としては三流のおちゃらかスカポンタンのように他√で描かれてきた恵麻が、実は凄まじい歪みと重みを背負っていたことが明らかにされました。かなり衝撃的でした。

 次に後半の部分。これは恵麻自身が思い続けてきたことであって、再度突き付けられるにはあまりに鋭利な呪詛です。そんなことは百も承知なんですよね、恵麻は。結局、一人は仁の代わりにならなかった。今でも仁へと気持ちが向いているのがその証拠です。誰かを誰かの代替にすることがいかに無為で残酷であるかということを、恵麻は痛いほどにわかっているはずで、それでもなお仁へと手を伸ばす姿は心がめちゃめちゃ痛みます。

 ただ、あくまでも仁への献身行為であると全てを捉えることも難しいでしょう。このままでは仁が不幸になると確信しているにもかかわらず、自身を里伽子の代わりでいいと提示できるのは、仁を慮っての行動だけではなく、一人に対する辛辣な揶揄でもあるのかな、とか、まあここらへんは妄想の域を出ませんが、恵麻がこれまで描かれていたいも理性的な人物であると仮定するなら、代償行為によって恵麻を手に入れようとした一人と同じ末路を辿ろうとしている自分を俯瞰的に脳裏に焼き付ける行動だったんじゃないかな......とか。

 はい。ところで、仁が上のように語ってこそいるものの、その実情は「一人は仁の代わりにならない」といったものでした。ともすれば、これ後者のほうも逆が真であると仮定できる(というか、こっちを暗示する意図もある)気がするんですよ。

 つまるところ、「里伽子は恵麻の代わりにはならない」が真であって、まさに里伽子への葛藤の末に辿り着いた恵麻√の序盤の台詞にしては、非常に涙を誘うものがあるかと思いました。自身を里伽子の代わりだと迫る恵麻に対してこの台詞......やばいですね。

 

 そして、この√ではついに、ふたりの禁断の関係に触れていくことになります。

 つまり、恋人――他人と家族の境界はどこにあるのかというクエスチョンです。

 家族とは本来血縁関係があるもの。しかし、世の中には血縁関係のない家族関係も多数存在しており、仁と恵麻の関係性は後者のなかでもさらにマイノリティであると断言せざるを得ません。そんななかで、家族の定義は仁の過去体験と苦い初恋によって歪みを増していくこととなりました。この異変を正視し、家族という枠組みを再定義することを要求するのが他でもない恵麻√だったなと感じました。

 だって、普通の『きょうだい』ならいい歳して溺愛して激しいスキンシップなんかとりません。だって、普通の『きょうだい』なら弟が姉に恋人への贈り物をプレゼントすることもありません。

 じゃあどこに他人と家族の境目があるのかと考えたときに、それを示すのが里伽子なんですよね。

 だって、普通の友達なら手も繋がない。普通の友達には恋人に贈るようなプレゼントはしない。だって普通の友達なら――キスなんてしない。それでいて、仁の目線では里伽子はキスから許さなかったように見えている。世間一般に暗黙の了解がある以上に、仁にとって踏み込んではいけない領域はここで再定義がなされたわけです。

 恵麻に片思いすることも、過剰なスキンシップを重ねることも兄に罪悪感を感じなかったのに、キスから一夜を明かした途端に両親に顔向けできないレベルで罪の意識を背負っている。この行き過ぎた変化の背景には、里伽子によって刻み込まれたバイアスが起因していたりするのかもしれませんね。アナフィラキシーショックのようなものです。

 

 最後に、このシナリオの着地点について言及します。エンディングの主な点は以下2つです。

 

 ・恵麻との婚約によって新たな家族関係を構築

 ・旧ファミーユの再建

 

 一つ目はすごくわかりやすい話なのですが、二つ目は少しわかりにくいです。というのも、オチだけ見れば玲愛√とやってることが同じだからですね。でも、相手が恵麻では行動の意図こそ変わらないものの、その意味が大きく異なってきます。

 旧ファミーユは仁にとって家族の象徴です。家族は家にいるのが当たり前だから兄の位牌も店にあった。里伽子のリアクションは普通なそれであり、最終盤にて自分たちが変な関係性であることを周囲に認めてもらおうという行動方針とも合致します。

 すなわち、最初からへんてこな家族関係自体はちゃんと存在したんです。それを互いに消化し、再度自分たちは家族なんだと胸を張れるようになるまでが旧ファミーユを取り返す過程にあります。再構築というよりも、再定義と再認識ですね。

 

 確かに、世間的には仁と恵麻の関係はまちがっています。プレイヤーのなかにだって、現実で邂逅すれば眉を顰めるような人も一定数存在することでしょう。実家の反応も「呆れた」と記述されていることですし。けれど、その誤りの根底には根強い優しさが存在します。だから、まちがっていて歪んでいてもそれでよくて、正すことが全てではなく、誤謬もすれ違いも許容して背負っていける世界は辛く厳しくとも、しかし少しだけ優しいんだよと諭してくれたような気がしました。

 

 

 ●里伽子√

 さてさて、お待たせしました。こちら本日のメインデッシュこと里伽子√になります。

 正直、この√がなくとも萌えゲーとしては良作だと思います。でも、里伽子√が加わると、もはや良ゲーの域にとどまらない、神ゲーに昇華します。『パルフェ』が神ゲーと呼ばれる所以であり、里伽子√は最後に回せと耳にタコができるくらい聞かされる理由でもあります。

 最初にですが、ぼくの攻略推奨順はBAD→NORMAL→TRUEですね。ということで、まずはBADとの分岐である包帯のシーンとそれを巡る伏線についてお話していきましょう。

 

 この伏線、とんでもないです。鬼か悪魔か丸戸先生くらいですよ、こんなの。

 

 店舗は焼けてしまったが、幸いなことに人的被害はなかった。なぜならその日は月例会だったから――という暗示を繰り返す共通√に端を発します。でも、信じちゃうんですよ。当然です。だって、人的被害がなかったからこそファミーユは復興していき、最終的にはブリックモールでキュリオと張り合えるくらいに成長していくわけですから。そんな風にファミーユの復興過程をまざまざと見せつけられているプレイヤー視点では、よもや致命的な人的被害があったとは想像しづらいです。しかし、思えばそれもちゃんと仄めかされているんですよね。人員不足への再三の嘆きは、里伽子にもっと視点を向けろというメッセージだったと、今なら考えることができます。

 次に、他ヒロイン√にもその伏線は表れています。かすりさんのパティシエールとしての成長からファミーユへの回帰、明日香ちゃんのラストではファミーユに戻ってきますし、風見姉妹のいずれの√でもキュリオとバレンタインで共同企画をこしらえることができるくらい、ファミーユの復興は鮮やかに描かれています。

「もう......居場所、ないかもしれない」

 今思えば、里伽子のこの台詞は再び興っていくファミーユと、いつまでも立ち上がることのできない里伽子自身との対比を嘆いた台詞にも聞こえます。

 また、他ヒロイン√.......というか、この作品全体において「食べさせてあげる」という甘やかしが散見されました。ほとんどどのヒロインの√でもあったことでしょうし、共通にすら見受けられた。しかし、これらは所詮ラブコメ的な甘えでしかないという先入観をプレイヤーに植え付けるのに一役買っています。エロゲ―萌えゲーというフィルターにメイド喫茶でのイチャイチャを落とし込むことで、よもや「本当に食べさせてもらわなくては満足に食事もできないようなヒロインがいる」などとは考えられなくなります。あまりに構成が上手すぎる。

 伏線の張り方とそのひっくり返し方、それからプレイヤーが受ける影響まで計算しつくされているといった印象にはもはや鳥肌すら覚えます。

 そう。極めつけは、ぼくらプレイヤーに対する皮肉でもあります。

 

 なぜ、気が付かなかった――

 

 左利きなのにチャーハンを右手で食べていることも、CGとして明示されていて、気が付くタイミングはあったはずなのに。どうして、どうして。どうして気が付けなかったのか、という後悔を仁を通してぼくらにまで伝染させる戦慄の一手だと思います。

 このゲームの主人公は高村仁で、ゆえに改名もできない。それでも、プレイヤー自身がその手で里伽子を傷つけ、傷つけ続けていくのだと自覚させるための数多の√、幾多のイベント、膨大な数の台詞。全てがこの瞬間に集約し、形容しがたい心の傷を負わすことに機能していました。

 それから、里伽子BADは見たほうがいいと思います。最悪なので。

 BADにおいて、仁はファミーユも大学も辞めて地元に戻っているんですが、里伽子を傷つけたことを知ってこうなるって......なんというかすごいですよね。少なくとも、里伽子は現ファミーユで働いていたわけじゃなくて、大学に戻ったとて里伽子だって地元に戻っているのだから顔を合わせるわけでもない。仁が捨てたかったのは里伽子との思い出全てってことで、それでも里伽子を幻に見るのだから、本当に悪夢以外の何物でもないあと泣きました。それにしても、里伽子の涙声ってどうしてあそこまで感涙を誘うんですかね。深夜3時半とかに嗚咽漏らして泣いてしまいましたよ、ぼくは。

 

 あと、TRUEにおける仁と里伽子の店内での最後のやり取りのなかで、いつか仁が消耗しきってしまうという趣旨の発言を里伽子がしていたのがとても印象に残りましたね。どうも、仮定した未来のことを言っているのではなく、実体験を語っているように聞こえました。ともすれば、これこそが里伽子がかたくなに仁からの告白を拒んだラストシーンの背景になるのかなと。

 2年間、仁のために持てる力を尽くして動いた結果、里伽子は自身でも気づかぬうちに消耗していき、その反動が件の火災の直後に訪れます。そして、仁はそんな里伽子を支えることができませんでした。里伽子の目線に立ってみれば、今後仁が自分に尽くしてくれたとして、いつか疲弊しきってしまう日が来て......けれど今の自分では仁を支えることは難しいだろう、と。いつかははっきりとしないけど、それでもいつか必ず終焉がてくるという『最低の別れ方』を里伽子は経験から理解していたのだと思います。

 では、どうして最後の最後で里伽子が折れたのかというと、これはもう、なんというか最初から折れてるんですよね、『仕方ないなぁ......っ』って。徹頭徹尾、里伽子はずっと折れているのに、仁が踏み込まなかったり、踏み込めなかったりしただけなんですよね。戦いが始まる前から決着はついていたも同然なのかなと思います。

 

 

 

 そういった里伽子の性格的な側面もあれば、シナリオとしてはっきり反映されている場面もあって、例えば包帯の日からしばらくして、里伽子はファミーユを訪れます。仁はいませんでしたが、かすりと顔を合わせた際に仁の具合を伺い、元気そうであるという知らせを受けて愕然とします。何やってんすか、かすりさん。

 このシーンが、結論であるところの「ふたりで背負う」という部分に直結していて、こんな状態でも里伽子は憔悴した仁を背負いたかった。けれど、それは純然たる献身ではなくて、支えて欲しいというSOSの表れでもあります。偶然か必然か、半年間を経て、火災直後に里伽子がSOSを発したあの日が再現されていたと言えると思います。だから、このタイミングで手を差し伸べられた里伽子は大きく揺れることになったのだと、そう感じました。

 里伽子にとって、仁を支える行為はそのまま自身の存在意義ですが、それが叶わなくなった状況下で「ふたりで背負う」という結論に落ち着いたのは、意外と仁もちゃんと里伽子のことをわかってたんだなあと感動しますね。

 

 恵麻√と比較したときに、元々手中にあった関係性を再認識するのではなくて、新しい関係性を講ずる行為は、そのまま家族を増やす、人の輪を広げていくという心温まる結末とリンクしていました。家族が増えたことを、そのままの意味で直接的に描写しているのも里伽子√だけですし。

 夏海里伽子という女の子は、全√にわたって仁をサポートしてくれますし、清く正しく強くも見える。でも、現実にそんなスーパーマンよろしくスーパーガールがいるわけもなくて、実際のところは外殻にヒビが入れば最後、もろくも崩れ去ってしまうような等身大の人間でした。他の全√を使って描き切った夏海里伽子像を一気にひっくり返していく衝撃と、そんな現実感溢れすぎているヒロインを自らの手で壊してしまった罪悪感は、そう簡単に忘れられそうにないですし、最終的には里伽子が戻ってきてくれたシーンでのカタルシスは特筆に値するものがあります。伝説呼ばわりされるのも納得の一作でした。

 

 ●余談・今後について

 恵麻か里伽子か、どちらで触れるか悩みましたがここで触れます。

 イブの夜、恵麻か里伽子の二択を迫られるわけですが、どちらかの√を見た後だと、より一層見捨てるといった行動を取りにくくなっているのは、本当に孔明の罠だなと思いました。

 ぼくも例外に漏れず、よほどの事情がない限りは全ヒロインのシナリオを見たいですし、書き手側も無論そのことを前提に創っているはずです。だから、次のシナリオへの期待感を煽ることはしても、その逆はあまり見受けられません。他ヒロインの√で里伽子が一線を引きつつも問題解決に介入してくるのはその一例であり、里伽子√への期待着実に高めたことでしょう。

 しかし、イブの選択肢だけはその逆です。恵麻√を選べば、半年前の火災のときの憔悴していた恵麻を見せられます。いかに仁を愛し、彼に依存的であったか、その異常性と愛らしさをまざまざと見せつけられれば、次に選択肢を選ぶときだって、恵麻をどうしても選びたくなってしまう――いや、恵麻を選ばないという行動をどうしても取りにくくなります。だって、イブ時点の恵麻は仁がいてあげないとダメなんだから。

 また、里伽子√を選んだ場合はもっとひどいです。ぼくは里伽子√を後回しにしましたが、それでも初見時は恵麻の下に走ることをめちゃめちゃ躊躇いました。里伽子は仁がいないとダメだ......なんて、何をするでもなくそう思えてきてしまうわけで。

 そう振り返ると、本当に罪な構成をしているなと思いつつ、しかし相手の√においては「「「比較的」」」お互いに身を引いて仁との幸せを願っているように映ることは優しさで溢れている証左なんだなと。振られた方が未練たらたらで、あからさまにメンタルぶっ壊れていったら、次こそは彼女を救わないとと意気込むものですが、その逆を突いているのは感嘆を禁じ得ません。あと、呪詛も禁じ得ないぞ、丸戸さんよぉ。

 

 ということで、以上恵麻√、里伽子√の感想となりました。長々とお付き合いいただきありがとうございました。

 今後に関しましては、瑞奈√・美緒√をまったり回収しつつ、もしかしたらそちらも記事にするかもしれません。記事にならない場合は『天使のいない12月』の感想記事が次回分となるかと思いますので、また読んでいただけると幸いです。

 総括的なことはもしかしたらtwitterで言っているかもしれないし、そうじゃないかもしれません。今はただ、ぶっちゃけあまり物語全体を整理できているとは言い難いので、また思い出した頃にぼそぼそと呟いていそう、とすごくすごく他人事な感想で締めくくりつつ。

 

 では、またどこかで。

 TwitterID:@hope_0923